自分時間を楽しめる空間と使い勝手を考えた回遊動線

「主人の希望は限られていたので、ほぼ私の意見でプランを考えてもらいました」と奥様。依頼したのは、見学会を見てご主人も気に入った地元のビルダー。広さを求めた玄関から、1階をぐるりと回れる回遊動線を築いたのは、お子様が帰宅後すぐに洗面脱衣室へ行けるように配慮したもの。同時にキッチン、洗面脱衣室、浴室を直線で結ぶことで、家事のしやすさも実現しました。また、LDKに隣接して和室を設けたのは、ゲストルームやお子様の遊び場としての機能に加え、洋風一辺倒ではない和める空間を設けたいと思ったからだと言います。2階は書斎と個室を望んだご主人の意見を反映し、ご家族それぞれが個室で自分の時間を楽しめる造りにしました。

家族構成:夫婦+子ども2人竣工:2020年6月 構造:木造軸組工法延床面積:130.83m² (39.58坪)1F 63.76m² (19.29坪) 2F 67.07m² (20.29坪)

「全体が淡くなりすぎないように」という奥様の考えで、フローリングには少し濃いめの突き板をセレクト。屋内は同じトーンで統一され、温もりのある雰囲気に。テレビボードは、神樹(ニワウルシ)の一枚板で造作。
調理をしながら家族の様子やテレビが見られる対面キッチン。
キッチンから洗面脱衣室、浴室へと水回りを一体化。「子どもにお風呂から呼ばれてもすぐに分かります」(奥様)。
シューズクロークは扉を開け閉めする煩雑さを考え、あえてオープンに。「白一色だと無機質なので」(奥様)と、ターコイズブルーの壁をアクセントカラーとして取り入れた。
ご主人が希望した書斎は、テレワークでも活躍。 
階段には温熱効果を考えドアを設置。
「外壁は悩みましたが、この色にして良かったと思っています」と奥様。グリーン系のサイディングボードで主張し過ぎない個性を演出。
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